【今日の気づき】亡くなった方名義の登記を入れるときの、その方の住所は?

2015-09-07

法律効果は発生しているが、登記をしていなかった場合に、登記権利者が亡くなられたというなかで、

亡くなられた方名義の登記をしました。

こういう場合は、登記簿には、「○○市○○町○番○号 亡何某」というふうに入りますが、このときの住所部分は、いったいいつの時点の住所を記載すべきか、という点で、今回、わたくし補正をいただきました。

私は、その方の法律効果が発生した時点の住所を記載していたのですが、登記官さんから、「死亡時の住所じゃないの?」と連絡をもらいました。

私は、住所自体は、それを証明する住所証明書によって、それが明らかにされるのであれば、どこの時点での住所を登記してもいいのではないかという考えを持っていました。

それは、住所証明書を添付する趣旨が、「虚無人名義の登記をさせない」というところにあるから、虚無人でないことが明らかであれば、それがいつ時点の住所であっても問題がないからです。

登記官さんもその点においては納得されました。

しかし、もうひとつの、大事な登記の役割を見落としていました。それは、登記とは、事実を正しく記載すべきものであるということです。

どういうことかといいますと、登記をする時点(今回であれば死亡時)の住所がそうであるならば、つまり実体がそうであるならば、実体を正しく公示するという登記の原則に基づけば、おのずと死亡した方にについては死亡時の住所で登記すべきではないかという考えです。

とても細かい論点ですが、登記をさせていただくものとしての、基本のキを再認識させていただきました…ということで、そろそろ法務局から補正通知がメールで届くころかと思いますので、この辺で(涙)。

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