【ひとくちメモ】再転相続と相続承認・放棄の関係

2016-01-25

標題が関係する遺産分割協議書を作成中です。

再転相続とは、相続人が相続の承認または放棄を行わないまま亡くなった場合、その亡くなった方の相続人が、亡くなった方が持っていた相続の承認・放棄する権利を承継取得することです。

単純な例にすると、

「祖父が亡くなり、相続人は父ひとりだったが、父もそのあとに亡くなったので、祖父の相続人(←ちょっと単純な言い回しにしました)にもなり、父の相続人にもなった」

というケースのなかの、祖父の相続に対する子の立場の話です。

そして、上記の例で、祖父には借金があったけど、父には財産があるから、祖父の相続は放棄して、父の相続のみ受けたいなどということはできるか、という問題で、

結論は、できるということになります。子は、父が相続放棄をする権利を承継取得しているからです。

それでは次に、祖父の相続は受け継いで、父の相続を放棄したい、ということはできるでしょうか?

これは、できません。

なぜなら、祖父の相続を承認・放棄する権利は、他の祖父の相続財産とともに全ていったん父が承継取得していることになるところ、子が父の相続分を放棄してしまったら、当然、祖父の相続を承認・放棄する権利も、もう行使しようがないからです。

再転相続に直面しておられるようなことがあれば、いつでもご相談ください。

 

Copyright(c) 2018 司法書士 今宿・周船寺法務事務所 All Rights Reserved.