【ひとくちメモ】仮登記の相続は可能か?

2016-01-22

不動産の「所有権仮登記権利者」の方に相続が発生しているものがあります。

そもそも仮登記とはなにかと言いますと、普通の所有権とか抵当権とかいうのは、権利(物権)であって、誰がなんといおうとその権利を持っているので、不動産の登記簿にもバチッと記載できるのですが、

所有権仮登記とか抵当権仮登記になりますと、権利が少々、半透明な感じになりまして、

例えば、

所有権は売買したけど、登記するには大事な書類を揃えていない(1号仮登記)とか、

所有権は売買するけど、条件がついてる~例:農地の許可が下りたら、期限が到来したら~等々(2号仮登記)とか

のような状態であるときに、他の人が後から出てきてせっかく得た権利を傷つけられたくないからツバつけときますよ!みんなよろしく!というような登記です。

さて、この半透明な仮登記の権利も相続手続きができるかというと、もちろんできます。

仮登記の存在というのは、相続人の方々がそのことを知っていることは少なく、こちらで相続登記の前提として行う調査時点で発覚することがほとんどです。

また、調査作業を昔から行わずに代々相続が発生していて、何代か前の仮登記名義人の名前が登記簿に残っていることもよくあります。

今回の案件も2代前の方の仮登記です。

仮登記が本登記にできるかどうかはまた別の問題がありますが、仮登記の存在を知ったら、これらもできるうちに相続登記をしておいたほうがよいです。実際、相続登記を司法書士に依頼している場合は、その仮登記分が1個増えたからといってほとんど費用が変わりません。

古い仮登記についてわからないことがあればお聞きください!

 

 

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