【ひとくちメモ】いわゆる「財産分与」の登記申請時期について。

2016-01-13

ご離婚をされる場合、住んでいるご自宅をどうされるかという点で、例えばご主人名義のものを、奥様名義に変えるような場合、一般的に私どもがお話しさせていただくときは、一方が他方に請求しうる「財産分与請求権」という権利をもとにする名義変えについて説明します。

しかし、この財産分与請求権は、離婚した法律的事実の効果として生じる権利ですから、離婚前に発生しません。

したがって、名義変えの登記申請については、いくら離婚前に協議が整ったのであっても、離婚の届け出後に申請することとなります。

このときに気をつけなければならないのは、協議離婚の場合は、不動産を有する側の登記申請に対する協力が必要ですから、ご離婚された後に、登記申請のための書類(権利証や印鑑証明書)等の預かりが難しくなる可能性がないとはいえないということです。

ですから、離婚届の前に、登記申請書類は預かり、届け出後速やかに登記申請を行うということが、リスクの少ないやり方の一つとなろうかと思います。

なお、離婚調停等によって結果の出た不動産の名義変えについては、相手方の協力なしに手続きが可能です。

 

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