【ひとくちメモ】相続財産法人の名義変更登記

2016-01-06

昨日の成年後見人就任と同時期に、家庭裁判所から、相続財産管理人としても、一件事件を預からせていただきましたので、今日はその最初の手続きとして、不動産の、相続財産法人名義への変更登記を申請しました。

相続財産管理人とは、ある方(甲さん)がお亡くなりになられたものの、相続人の方々が相続放棄をなさっていたり、あるいは相続人がそもそもおひとりもいらっしゃらないような場合において、

それが原因で甲さんに関係する人が困った際、家庭裁判所に対し、相続財産管理人をつけてくださいと申立てをして、選任を受ける人のことです。

例えば、甲さんが生きているときに、乙さんが甲さんから土地を買っていたにもかかわらず、まだ法務局で名義を変えていなかったとき、相続人がいれば相続人の人と一緒に名義を変えることができますが、相続人がいない場合は、相続財産管理人が、甲さんの代わりに名義変えを行います。。。

例えば、甲さんは長年施設に入っていて、通帳などを施設が預かっていた場合、甲さんが亡くなられた後、施設側は、相続人がいれば相続人に通帳をお返しすればいいのですが、相続人がいない場合、財産管理人を選任して通帳を渡すことになります。。。

などなど。

今回、私がお引き受けした被相続人は、不動産をお持ちだったので、不動産を売却して残っている住宅ローンを返済したり、さらにお金が余ったらそのお金を国に引き渡したりして、財産を整理する必要があります。

この手続きに進むために、まず必要なのが、当該不動産を、亡くなられた方名義から相続財産法人名義に変更する登記です。

実は、相続財産管理人と連呼していますが、相続財産管理人は、「相続財産」という大きな袋の「中の人」のようなイメージです。

不動産その他の相続財産は、みずから自分を売ったり、ローンを支払ったりなどということができないので、管理人という「中の人」が代わりにやるのですが、本当は、相続財産は、あくまでも「団体」であり、いうならば「株式会社相続財産」というところでしょうか。

不動産の名義変更が終われば、不動産の売却に入ります。また同時に、他に財産がないか、生前に債権があったり、逆に債務がないかなどの調査も進めていくことになります。相続財産管理人の仕事は比較的長丁場になることが多いです。

 

 

 

 

 

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