【ひとくちメモ】相続登記のときは、「名寄帳」を忘れないで。

2015-09-30

数年前に、他所で相続登記を済ませたにもかかわらず、今般、ある土地建物について、相続登記をしていなかったので、それらを相続登記したいという案件を受任いたしました。

さて、相続登記のお仕事は、不動産を所有している方がお亡くなりになっているという事情から、当の所有者様からお話を聞くことがかなわないため、相続人の方のお話や、権利証、固定資産税の通知などを見せていただきながら、相続不動産を全て把握する必要があります。

しかし、親族の方が知らないものや、知っているけど、正確に知らないものなどは当然あります。

このようなあいまいな点を、9割5分、はっきりとさせることができるのが、役場で取ることができる「名寄帳(なよせちょう)」です。

名寄帳は、その名のとおり、不動産の所有者名で検索して、不動産を寄せ集めた書面です。

ですから、「ここの市(町村)内に不動産を持っている」というところさえわかれば、少なくともその市町村の名寄帳を取ることで、相続登記から漏れるようなことはなくなります。

「不動産がどこにあるかくらいわかっとるわい~」という方へも、私は、名寄せの取得を強く強く推奨しています。

(あっ!もちろん委任状を頂戴して、私どもが取得してまいりますので、ご足労等をいただかなくてもいいのですよ。)

なぜなら、例えば、土地が私道として使われている場合、道路に固定資産税はかからないため、固定資産税の納税通知には出てこなかったりしますし、土地が知らぬ間に(←厳密に言うと、知らぬ間に…ということはナイのですが)分筆していたりすることもあります。

しかも名寄帳は、例えば福岡市であれば、取っても1通10円です。他市町村でもだいたい300円くらい。

もし、これを省いて、後に登記漏れがあったときは、他の相続人から再度ハンコをもらわないといけない、といったケースもありますので、相続登記をなさるときは、必ず、名寄帳を取られることをお勧めします。

 

 

 

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