【ひとくちメモ】破産申立書の「至った事情」の書き方

2015-09-23

破産の申立書のように、ボリュームがあり、かつ、各書面の記載内容について細かく整合性を問われるような書類を作るのは、長期の休み中に限る!(弱泣)ということで、連休最後の日は、明日出す申立書の最終チェックをしておりました。

ところで、破産申立書には、破産申立てを選択せざるを得なかった事情、いわゆる「至った事情」という作文を提出する必要があります。

債権者に対し、これ以上はどうしても支払うことができないという理由を、裁判所から認めてもらう必要がありますので、ここはしっかり書きたいところです。

特に、免責不許可事由に該当する行為のある方は、それをせざるを得なかった事情や、現時点ではこれに関しどのように考えているかということも、作文のなかに盛り込みたいと、私は思っています。

もちろん、作文を書くのは申立人の方ですが、書いてこられた作文を読ませていただきながら、申立書に添付するに際し「ここは押さえたい」と思うところを、その方にヒアリングして文章を肉付けしていきます。

そして、作文の時系列と、事実(債権者からの借入れ時期や就職時期等々の事実)にも齟齬がでないよう、そのあたりもよくよくヒアリングさせていただいています。

こういう細かいことを言わない弁護士さんや司法書士もたくさんあると思いますが、私はあえて、そのあたりはしっかりお聞きしたうえで、裁判所に伝えるべき事項とそうでない事項を取捨選択し、できるだけ裁判所の方にわかりやすく作りたいと考えています。

いちばんよくないと思われるのは、たとえば免責不許可事由等、ご本人にとって不利なことがあったときに、それらを隠して申し立てることです。

実際、免責不許可事由等に該当する行為は、それらの行為をすることで引き起こされるデメリットを知らずにしたり、やむを得ずにしてしまったり、そうと知らずにしてしまったりということがほどんどです。

人間ですから、そういったことはあるのです。

でも、もう2度としないという気持ちがあれば、それは裁判所に必ず伝わります。

もとから、裁判所や債権者をあざむくつもりで申立てをする方、または、免責を受けた後、また絶対に同じことをすると心に決めている方は別ですが、そういった方の申立てのお手伝いをするわけではないので、前記の私の意見は、「もう2度とお金で大変な目に遭いたくない!」と思っておられる方にお届けしたいと思っています。

今でも自分ひとりで悩んでおられるのであれば、ぜひ、司法書士や弁護士などの専門家にお尋ねになられることをお勧めします!

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