【ひとくちメモ】事業用定期借地権の登記その2

2015-07-14

昨日の事業用定期借地権(賃借権)登記の件で、御見積書を作っておりました。

事業用に限らず、賃借権登記をする場合、「賃料」が登記事項になりますが、これは、複数の土地にまたがった賃借権を設定したときであっても、土地ごとにまたは1㎡等の単価として賃料を定めないと登記できません。つまり、あいまいな定め方はNGということです。

複数の土地の所有者もまた複数の場合、登記の目的、原因、登記事項の全てが同一であれば、ひとつの申請でできないわけではないようなのですが、それぞれの所有者ごとに賃料が登記されてしまうため、他人の賃貸借契約の中身がわかってしまい、地主さん同士、よくない詮索もおきるというものです。

申請がひとつだと、登記費用も安くはなりますが、このようなデリケートな事情が入るような場合は、賃借権の登記は、所有者ごとに行ったほうがいいのではないかと思い、ご説明書をあわせて作り、間に立っておられる不動産屋さんにお渡しいたしました。

登記というのは、ゴールはひとつであることがほとんどですが、やり方は複数選択できるということがあります。

お客様のご負担は軽減すべきですから、はしょれるものははしょるようにしています。でも、お金がかかっても、こうしたほうが結果的によいだろうというものについては、その理由も含めてご案内することで、お客様にメリットデメリットを理解していただけるよう心がけています。

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