【ひとくちメモ】不動産の贈与。贈与税と不動産取得税の存在。

2015-06-24

土地を母から子へ贈与される旨のご相談がありました。

このとき、登記の必要書類をご案内しつつ、必ずご説明することがあります。

それは贈与税と不動産取得税のことです。

簡単なほうの、不動産取得税から申し上げると、これは「県税」でありまして、相続や法人の合併等による取得、学校法人、宗教法人等の事業用不動産の取得、土地区画整理事業等にともなう換地の取得、公共の用に供する道路などの用地の取得等以外のすべての不動産取引の結果、課税されるものです。

税率は、基本的には「固定資産評価額」の3~4パーセント(例外的に土地は評価額の2分の1に対して課税。その他例外等あり)です。

もうひとつの贈与税。これはできるだけ、税理士さん等に事前に相談されてから贈与等を実行されることをおすすめしています。

税理士さんに相談したほうがいい理由は2つあります。

1つめの理由はもちろん、相続税がかかるかどうか、かかるならいくらかかるかを、正確に見積もってもらったほうが安心できるからです。

ただ、この1つめのことは、税理士でなくても、税務署でも、ある程度の答えは期待できると思います。(具体的な金額までは出してくれないと思いますが…)

しかし、2つめの理由がありまして、それは、税務署では、税金が安くなる方法(控除、非課税、特例等の適用のしくみ)や、そのしくみを使ったほうが結果的・将来的にいいのか悪いのかのアドバイスまではいただけないからです。

税理士さんに具体的な相談をされると、相談費用は支払わなければならないとは思いますが、かかる税金を正しく知り、それを知識として得たうえで、贈与登記をするかどうかのメリット等を検討して行うことは、結果的にその方のためになると考えています。

(税理士業界の回し者ではありません。)

もっとも、贈与税の基礎控除(110万円)に明らかにあたらないであろう広さや価格の土地もありますから、そのような場合は登記を行って、仮に贈与税を支払うこととなったとしても、びっくりするような金額はこないでしょうから、そこまで神経質にならなくともよいです。

 

 

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