【ひとくちメモ】根抵当権者の合併と極度額減額

2015-05-28

お世話になっているお客様から、「根抵当権の枠(極度額)を減らすのよ~」とお声がけをいただきました。

さっそく担当の銀行に連絡を取りまして、不動産の登記簿をチェックしたところ、どうやら設定時の銀行は合併により消滅したところです。

この場合、まずは根抵当権の合併による移転登記をしてから、ということになるのですが、ちょっと待った。

もともとの銀行が、合併によって消滅した会社であった場合、合併による移転後の根抵当権は、「合併前に生じた債権を担保しない」というルールがありますので、この合併前に生じた債権も担保させるには、合わせて根抵当権の債権の範囲を変更する必要があります。

そして、こういう場合、どうせ極度額の変更登記もするのですから、いっぺんにやりましょうというのがセオリーですが、ちょっと待った(2度目)。

根抵当権の極度額の「減」額は、どちらかというと銀行側に損。債権の範囲の追加は、どちらかというと不動産所有者に損。

というわけで、損する人がそれぞれ異なるので、別々に申請しなければなりませんのです。

受験問題に出そうですな~。

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