【ひとくちメモ】仮登記の存在

2015-05-14

仮登記がついている物件のご相談を受けました。

不動産登記簿にときどき出てくる「仮登記(かりとうき)」。

これはどういうときに使うかというと、例えば、農地である土地を取得するときに、使うことがあります。

農地というのは、基本的に、農業従事者が取得することができるもので、そうであっても農業委員会というところの許可を必要とします。また、農地を宅地にする予定で取得する場合は、もちろん許可(それも厳格な審査)が必要となります。

これは、ざっくりいうと、農地をやたら減らしてはならないという国の方針に基づいたものです。

で、その農地を手に入れるわけだけど、まだ農業委員会の許可が出てないときに、許可を待っているうちにその土地を他に人に売られたら困るので、仮に入れる登記が、仮登記といいます。

そして、農地を取得することが予定されている仮登記にも、種類がいくつかあり、大きく分けると、「ほぼ所有権は取得したけど、あとは許可待ち」くらいのレベルと、「将来名義を変えてもらえる可能性が高いかな」あたりのレベルです。

ただし、いずれにせよ、仮登記は本ちゃんの登記とは違ってあくまで「仮」でしかありません。これをそのままにしておくと、将来、土地に関して何らかの動きがあったときに、必ずこの仮登記が全員の悩みごとになる可能性もあるので、仮登記をするときは先々のそのまた先のことまで考えてから行う必要があります。

 

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