【ひとくちメモ】墓地の売買登記は可能か。

2017-06-15

不動産屋さんからのお問合せで、「登記簿上の地目が墓地だが、売買できるだろうか」という質問を受けました。

不動産の売買においては、いくら当人同士が売買契約を合意しても、第三者の許可や同意を受けなければ、法律上の売買とはなりえないことがいくつかあります。

代表的なものは登記地目が農地である不動産です。農地は、国の施策により、分布等について管理されています。

以下は農林水産省のHPから、その趣旨についての文章を抜粋させていただいたものです。

『我が国は、国土が狭小でしかも可住地面積が小さく、かつ、多くの人口を抱えていることから、土地利用について種々の競合が生じています。このため、国土の計画的合理的利用を促進することが重要な課題となっています。
    このような中で、農地法に基づく農地転用許可制度は、食料供給の基盤である優良農地の確保という要請と住宅地や工場用地等非農業的土地利用という要請との調整を図り、かつ計画的な土地利用を確保するという観点から、農地を立地条件等により区分し、開発要請を農業上の利用に支障の少ない農地に誘導するとともに、具体的な土地利用計画を伴わない資産保有目的又は投機目的での農地取得は認めないこととしています。

今回は、墓地というあまりお目にかかることのない地目に出会い、何らかの許可同意が必要ではないかという点でのご質問でした。

結論から言いますと、墓地であっても通常通り売買は可能です。登録免許税も課されません。非課税根拠は登録免許税法第5条第10号(墳墓地の登記)です。

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