【ひとくちメモ】その相続、今やったほうが…(以下略)その2

2016-06-30

前回のひとくちメモで、相続登記をしなくてもいいかもしれないケースということがありますというお話をしましたが、今回は前回の続きです。

なお、前提として、相続登記しなくてもいいかもしれないとは言うものの、人の人生や性格や環境はいくらでも変わりますから、断言できることは何もないということはご理解いただきたく…<(_ _)>ペコリ

今回は、「相続登記、今のうちになさったほうがいいかもしれませんね」と申し上げたいケースがあるというお話です。

いきなり商売根性を出すわけではありません。私は本気なのです。

そのナンバーワンは、なんといっても「子のない夫婦」です。

子のない夫婦のうち、一方(今回は仮に夫としましょう)が死亡すると、妻が相続人になるのはもちろんですが、亡くなった一方の義父母が生きているときは義父母(や義祖父母)も相続人となり、義父母等が亡くなっているときは、亡くなった一方に兄弟姉妹がいれば彼らも相続人となり、兄弟姉妹のうち誰かが先に亡くなっていれば義甥姪が相続人になります。

これは、妻にとっては、なかなか精神的にハードであると思います。

相続手続は、遺言がなければ基本的には遺産分割協議を行ない、相続する人を定めますが、その手続き(不動産、預貯金、有価証券等々)には必ずといってよいほど、相続人全員の自署による署名及び実印押印(印鑑証明書添付)が必要です。

この手続きについて、要は、嫁が、相手方の両親や兄弟姉妹に対し、「預金とか家とかをアタシ名義にしたいんで、書類の…ココとココとココとココに印鑑ついてもらえませんか…しかも印鑑証明書を…3、あやっぱり5枚くらい取ってもらって…」ということを切り出すわけですから、

ほんとうに、

気持ちが重いと思います。

もちろん快く応じてくださることがほとんどではありましょうが、このケースのポイントは、相手方が応じてくれるかどうかということよりも、妻自身の心もちの問題として、けっこう辛い作業だということです。

しかし、気が重いからと言って先延ばしにしておくと、だんだん人間関係が疎遠になり、そのうち兄弟姉妹の誰彼も亡くなっていき、いざやらねばというときには、あったこともない夫の甥姪に声をかけねばならないという状況になってしまいます。

ですから、やるなら話のわかる方々がおられるうちになさることが大事と思います。

そして!

もし!

まだ幸いにして夫婦がお元気である場合は、ぜひ、遺言を作っておくことを強くお勧めします(押し売りじゃありませんよ)

適法な遺言を作っておけば、前記のような作業は100%とは言えませんがかなり回避されます。

 

 

 

 

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